電子マニフェストとは?
従来の紙マニフェストの替わりに、パソコンを使用してマニフェスト情報をやり取りするものです。排出事業者、収集運搬業者及び処分業者の三者が情報処理センター(JWNET)を通じてマニフェスト情報をやり取りします。
電子マニフェストの利用には、JWNETに加入者登録が必要となります。
電子マニフェストのメリット
1.業務処理の効率化
パソコンや携帯電話で簡単に入力操作を行える上、マニフェスト情報は情報センターが管理・保存する為、紙マニフェストのように保存する必要がなくなり事務処理を効率よく行うことができます。
2.法令順守
必要事項の記入漏れがなくなり法令の順守につながります。
3.情報の透明性
第三者であるJWNETが管理・保存する為、データの透明性が図れます。
4.報告義務の免除
電電子マニフェストについてはJWNETが「マニフェスト交付等状況報告義務」の報告を行うため、報告が不要です。
電子マニフェストのデメリット
1.パソコンとインターネットが必要。
排出事業者・収集運搬業者・処分業者の全てにおいて、パソコンとインターネットが整っていること。また電子マニフェストサービスに加入していないと利用することができません。
2.加入料がかかる
基本料、使用料など電子マニフェスト使用料金がかかります。しかし、紙から電子に変えることによる業務改善コストの削減がメリットとして挙げられるので、どちらのマニフェストにする方がコストメリットが得られるのかは、それぞれの企業によって異なります。
電子マニフェスト導入までの道のり
(webサイトから申し込む方法)
1.機材の準備
・インターネット可能な環境
・インターネットに接続可能なパソコン
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2.電子マニフェスト加入申し込み
3.ソフトウェアのインストール
JWNETのWebサイトより電子マニフェストPC版のソフトウェアをパソコンにインストールしてください。
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4.電子マニフェストの設定
インストールが完了したらソフトウェアを起動しJWNETより付与された加入者番号とパスワードを入力してログインします。ログインができたら、基本情報の登録に入ります。
・排出事業所
・廃棄物の種類
・収集運搬業者・処分業者に関する設定
(設定の際は、各業者の加入者番号・パスワードが必要です)
・担当者の設定 等
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5.運用開始
以上で導入までの設定が完了となります。
北九州事業所はe-リバースドットコムに対応しています!
e-リバースドットコムとは、電子マニフェスト制度をより簡単に扱う※ASPサービスです。(電子マニフェスト支援アプリケーション)多くの事業所は電子マニフェストを事務所のパソコンから入力していると思いますが、e-リバースドットコムを利用すればモバイル端末(携帯電話)から、簡単に電子マニフェスト入力・発行ができます。建設・工事現場等で使用するのにオススメです。
e-リバース使用の大まかな流れ
1.工事現場等で廃棄物の積込みを行います。
2.積込みが終了したら、e-リバースにアクセスして必要情報を入力します。
3.情報入力後に現場責任者のもとへ行き承認を得ます。
4.承認を得た時点で電子マニフェストが発行されます。
モバイル端末を使用する為、時間・場所を選ばずスムーズな運用が行えるのが特徴です。
注)本システムを使用する場合は、排出事業者様のe-リバースドットコムへの加入が必要となります。
※ASPサービス(Applicatio Service Provider Service)の略で、インターネットを通じて顧客にビジネス用アプリケーションをレンタルするサービス。